チラシを配布しているけど効果を感じられないということはありませんか?
思い当たることがある場合は、一度チラシの内容を確認してみる必要があります。
よくある失敗が、見た目だけにこだわってしまい、実際の内容がチグハグになってしまっているパターンです。チラシはデザインも大切ですが、一番大切なのはきちんと伝えたい情報を伝えることです。
今回は、効果につながりやすいチラシを作るためのポイントをご紹介していきたいと思います。
ターゲット層と配布目的を明確にする
まずチラシを作ると決めた時に最初に決めたいことが、ターゲット層と配布目的です。こうしたターゲット層や配布目的が不明確なままチラシを配布しても、その内容は響きません。
チラシを作りたい、配布したいと思ったのなら、「新規顧客を増やしたい」「セール情報を認知させたい」など、何か目的があるはずです。
まずはその目的をはっきりさせましょう。目的が明確になったら、誰に向けたチラシにしたいかもぼんやり見えてきますので、続いてターゲット層を明確にしていきます。
興味を持ってもらいたい人の年齢や性別、家族構成、配布地域などを考えて決めるといいでしょう。
掲載内容を絞り込む
ターゲット層や配布目的が決まったら、次は掲載内容を絞り込んでいきます。
せっかくチラシを配布するのだからと、ただ書きたいこと、アピールしたいことを何でも記載していってしまっては、チグハグなチラシになってしまい、ターゲット層や目的を決めた意味もありません。
商品やメニュー内容を載せるにも、あるもの全てを載せるのではなく、ターゲット層や目的にあったものを絞り込んで載せるようにしましょう。
よくないチラシにありがちなのが、単にメニューと料金を載せているチラシです。それはチラシではなくただのメニュー表になってしまっています。こうしたチラシは配布しても効果は薄いです。
配布したチラシの効果測定をする
チラシを作ったら配布して終わりではありません。配布したチラシが想定していたターゲット層や目的と合っているのか、効果はどの程度でたのかなどの効果測定を行いましょう。
効果測定の方法は多数ありますが、手軽に計測したいのならば下記がおすすめです。
チラシ専用の特典を実施する
「このチラシを提示してくれた方は10%OFF!」、「チラシを見たとご来店の場合は○○をプレゼント!」というような、チラシ専用の特典を用意してみましょう。
この測定方法の一番の魅力が、実際にどんな人がチラシに興味を持ってくれたかというのを直接会って確認できる点です。
またチラシ持参を条件とすることで、チラシを見て興味が湧いただけで終わらず、実際のアクション(来店)にも繋がりやすくなります。
チラシ専用のキーワードを設定する
ホームページへの誘導も考えている場合には、「○○で検索」というように、チラシ専用の検索キーワードを用意して掲載してみるのもおすすめです。
Googleアナリティクスなどのアクセス解析ツールを併用すれば、チラシに掲載したキーワードでどんな年代の人や性別の人が訪問してきたのかを確認することもできます。
アンケートを取る
WEB上にお客様アンケートを設置したり、店頭で直接アンケートの記載をお願いしたり、アンケート形式で確認するのも一つの方法です。
特に何かの購入時や申し込み時にお願いすれば、その結果をさらに分析して今後に応用していけます。
匿名で自由に記載できるようにしておいても、顧客の生の声を集めやすいのでおすすめです。
効果測定の結果を見てチラシを改善していく
効果測定の結果を見て、自分たちが想定していたターゲット層や目的と大きくかけ離れた結果だった場合、チラシを改善していく必要があります。
ただし、自分たちでは思いつかなかった潜在ニーズを発見することができたり、意外な需要を発見できることも多いため、望んでいた結果と違ったからといって全て改善するのではなく、取り入れられる部分は取り入れて更なる改良をしていくといいでしょう。
まとめ
チラシはデザインが綺麗なだけでは、見てくれた人の心に響きません。
それではせっかくのチラシが勿体無いので、しっかりターゲット層や目的を明確にし、チラシで一番伝えたい情報を載せていきましょう。