QRコードの効果的な設置方法

チラシ

チラシや名刺などの印刷物にQRコードを設置すると、そのQRコードから指定サイトへのアクセスが容易になります。
しかし、せっかくQRコードがあっても、読み取ってもらえなければ意味がありません。そして読み取ってもらうためには、効果的に設置する工夫が必要です。
今回は、QRコードを効果的に設置するためのポイントをご紹介いたします。

QRコードを設置する際の注意点については下記で解説していますので、ぜひ一緒にお読みください。

QRコードを印刷するときの注意点
名刺やチラシ、パンフレットなどの印刷物にQRコードを載せるということは珍しくありません。 QRコードは読み取るだけで目的のURLに飛ばすことができるため、気になったユーザーが気軽にアクションを起こしやすいというメリットがあります。 そんな便...

QRコードを効果的に設置するためのポイント

QRコードの効果を最大限引き出すためには、下記のような点を意識してみてください。

目立つ場所に配置する

QRコードへは視認性の高い場所に設置しましょう。表裏両面デザインの場合は、できる限り両面に設置することをおすすめします。
読み込み先の情報と近い情報を掲載している部分に設置すると、より効果的です。

QRコードの目的を明示する

ただQRコードのみを設置してしまうと、QRコードを読み取ることで何を知れるのか、メリットがあるのかが分かりません。
例えばホームページのURLだとしても、「最新情報はホームページをチェック!」というような一文があれば、そのQRコードを読み取ればホームページに辿り着くということが分かりやすくなります。

モバイルフレンドリーなページを用意する

印刷物に設置されたQRコードは、基本的にスマートフォンで読み取られます。
読み取った先のページがスマホ非対応だったり、PC向けのページになっていると、離脱率が高くなってしまいます。
設置するQRコードがたどり着く先は、モバイルフレンドリーで情報が簡潔にまとまっており、ユーザーが求めている情報に迅速にアクセスできるようにしましょう。

QRコードからのアクセスを確認する手順

計測用のパラメータをつけたQRコードを設置することで、実際にどれだけの人がQRコードを読み取ってくれたのかを確認することができます。
Googleの公式ツールを使用すれば簡単に実施できますので、その手順をご紹介いたします。

パラメータ付きURLを生成する

まず、Google公式のURL生成ツールページにアクセスします。

下記の通りに必須項目を入力してください。

【website URL】
QRコードで読み取る先のURLをフルで入力します。

【campaign source】
どのような方法でURLにアクセスしたかを表します。
今回はQRコードを読み取ってのアクセスを想定しているので、「QR」や「QRcode」というように記載します。

【campaign medium】
何に掲載されたQRコードでアクセスされたかを表します。
チラシに記載するのなら「flyer」、ダイレクトメールなら「DM」というように、QRコードを記載する媒体を記載してください。

【campaign name】
キャンペーン名を表します。
例えば2023年の夏キャンペーンを告知するチラシなら、「2023summer campaign」となります。
チラシを配布する日付などにしても問題ありません。分かりやすい任意の名前をつけましょう。

上記項目は必須項目です。(2023/05/18現在)
必須項目を全て埋めると、入力フォームの下部にある「Share the generated campaign URL」のエリアにパラメータが付与されたURLが表示されます。
そのURLをコピーしておきましょう。

パラメータ付きURLでQRコードを作成する

発行されたパラメータ付きURLをQRコードを生成できるサイトに入力し、QRコードを作成します。
QRコードが作れるサイトは「QRコード 生成」などで検索すると多数ヒットしますので、使いやすいツールを選んでください。

実際にQRコードからのアクセスを確認する方法

QRコードからのアクセスを確認するためには、Google Analytics(GA4)を活用します。

レポートから確認する方法

レポート→集客→トラフィック獲得→セッションのデフォルトチャネルグループをクリックします。
そうするとメニューが表示されます。選択肢は下記の通りです。確認したいメニューを選びましょう。

【セッションメディア】
campaign mediumで設定したパラメータが表示される。

【セッションソース】
campaign sourceで設定したパラメータが表示される。

【セッションキャンペーン】
campaign nameで設定したパラメータが表示される。

まとめ

チラシや名刺などの印刷物にQRコードを設置しても、それが実際に効果が出ているのかどうかを確認することは、非常に重要です。
目標数のアクセスがあればそのままでもいいですが、目標に達していなかったり全く読み取られていなかったりする場合は、QRコードの設置場所やデザインを見直す必要が出てきます。
また、今回Google Analyticsを活用した方法をご紹介いたしました。Google Analyticsはホームページにアクセスしたユーザーが何をしたかを確認できるツールです。集客をするのに欠かせないツールなので、ぜひ活用してみてください!