印刷物のフォント選びは見てもらうために大切です。
せっかく内容のいい印刷物になっていたとしても、適切なフォントが使われていない印刷物は見てもらえない可能性も出てきてしまいます。
今回はフォントの選び方について触れていこうと思います。
フォントについては以前こちらでも触れていますので、ぜひ一緒にお読みください!
フォントは視認性・可読性に注意して選ぶ
フォント選びで最も重要なのが、視認性と可読性の高さです。
視認性と可読性を考えてフォントを選ぶことで、見やすい、読みやすい印刷物に仕上がります。
それぞれの言葉の意味は以下の通りとなります。
視認性
瞬間的に見た時にすぐに目に入って認識できるか否かの度合いを視認性といいます。
フォントでいうならば、線の太さが統一されているゴシック体の文字は視認性が高いと言えます。
可読性
可読性とは読みやすさを意味します。特に説明文などの長文になった時、太い線のフォントを使ってしまうと線の主張が強すぎて文章が読みづらくなってしまいます。
可読性が高いとされるフォントは、線に強弱のある明朝体です。
フォントの使い分け
強調したいテキストにはゴシック体を、本文などの読んでほしい文章には明朝体を使うというように、それぞれ適したフォントの使い分けをすることで、一気に見やすいデザインになります。
また、フォントの中には既に装飾されているような、デザイン性の高いフォントも含まれます。こうしたフォントはピンポイントな見出しに使う分にはいいですが、何個も使ってしまうとかえって散らかったデザインになってしまうので注意が必要です。
フォントのサイズで読ませる工夫を
一度に使うフォントの数は多くても3つに抑えておくのがおすすめです。すでに触れたように、多くのフォントがあると散らかったイメージのあるデザインになってしまい、結局内容を見ても何を伝えたいのかが分かりにくくなってしまいます。
フォントの数を抑えつつメリハリのあるデザインにする場合、フォントの種類ではなくサイズを変えてみましょう。
印刷物にもよりますが、チラシならば例えばキャッチコピーは50pt、本文は10ptほどのフォントサイズにするというように決めてデザインをすると、フォント数が少なくてもしっかりとメリハリのあるチラシに仕上がります。