色々な方法をご紹介!基本的な名刺の作り方

名刺

自分のことをまずは簡単に相手に知ってもらうために活躍してくれるのが名刺です。
ビジネスの場ではもちろん、趣味の集まりで交流する時に使うなど、ビジネスの枠を超えて名刺を用意している人も少なくありません。

名刺を作る方法はたくさんあります。今回は自分でも簡単に作れる方法から印刷会社に依頼する方法、またそれらのメリットやデメリットなどをご紹介していきたいと思います。

名刺に記載する内容を明確にしておこう

名刺を作り始める前に、名刺に記載したい内容を明確に決めましょう。これは自分で作る場合でも業者に依頼する場合でも必要なことです。
まず必須と言えるべき内容は下記となります。

・名前
・住所
・電話番号
・メールアドレス

これらは名刺に記載するべき最低限の内容です。ビジネス用なら他にも企業名や肩書き、企業のロゴマークなどが必須と言えるでしょう。
最近ではSNSアカウントのアカウント名やQRコードを記載するパターンもよく見かけます。

まずは名刺に載せたいことが決まっていないとレイアウトも決められません。まずは名刺に載せる情報をまとめましょう。

自作する場合

名刺の自作は難しいことではありません。実際に名刺データの作成から印刷まで全て自分でやっているという人、企業は多いでしょう。

名刺のデータを作成する

自作が決まったら、お持ちのパソコンで名刺データを作成していきます。一から自分でデザインしてもいいですし、WordやExcelなら最初から名刺用のテンプレートが用意されているのでそれらを使用してもいいでしょう。さらにインターネット上で無料のテンプレートを配布しているサイトから、お好みの名刺テンプレートをダウンロードして使用することもできます。
また、IllustratorやPhotoshopなどのグラフィックデザインソフトの知識がある場合はそちらで作成するのもおすすめです。

Office系・グラフィックデザイン系ソフトがない場合、もしくはそうしたソフトを使うのが苦手という方の場合、オンライン上で名刺を作成できるサービスを利用するのもいいでしょう。
オンライン上で名刺を作成できるサービスはいくつかありますが、おすすめは「Canva」です。Canvaは多くの方が利用しているサイトで、おしゃれなテンプレートも多数用意されています。使い方が分からなくても、利用者が多いことから調べればすぐに解決できます。

印刷用の紙を用意する

名刺のデータが完成したら印刷しましょう。名刺印刷には名刺印刷専用の紙を使うのがおすすめです。
専用用紙ならば1枚分のサイズに切り込みが入っているので、ハサミなしでも綺麗にカットすることができます。

また多くの名刺印刷専用用紙はデータ作成用テンプレートがダウンロードできるQRコードが記載されていたり、データ作成から印刷までの手順が丁寧に記載されたマニュアルも同封されていたりしますので、初めて名刺印刷する方でも失敗しにくいようになっています。

名刺を自作するメリット

名刺を自作するメリットは、コストが抑えられる、必要な時すぐに印刷できる点が大きいでしょう。最近ではスマホでもデザイン〜印刷までできるようになっているので、より手軽に名刺を作れます。
デザインに飽きたら好きな時に変えられますし、突然名刺が必要になったけど切らしているという時でも自分ですぐに印刷できる、つまり業者に依頼するよりも臨機応変に名刺を手にできるのが自作する際の大きなメリットと言えるのです。

名刺を自作するデメリット

自作で名刺を作る際の大きなデメリットはクオリティです。デザインに関するクオリティはテンプレートを活用すればカバーすることができますが、用紙などに関しては自作印刷の場合制約が大きいのでどうしても質が下がってしまいます。
特に家庭用プリンターで印刷した名刺は時間が経つとインクの色が褪せてくるなどの経年劣化が出やすいです。そういった点でもどうしてもクオリティが低い名刺になってしまうのが自作のデメリットでしょう。
特に仕事で使う名刺の場合、自作感溢れた名刺だと「ビジネスツールに必須な名刺にお金をかけられないのか」と悪印象を与えてしまう場合もあります。

印刷会社に依頼する場合

現在はインターネット上で簡単に依頼できる印刷会社が増えています。そういった会社に外注して名刺を作る方法をご紹介します。

入稿用データを用意するか依頼するかを決める

ネット印刷は自分で入稿用のデータを用意することが前提ですが、追加料金を支払えばデザイナーがデザインから対応してくれるところもあります。
まずは自分で入稿用データを用意するのか、デザイナーに任せて依頼するのかを決めておきましょう。

(入稿用データを作る場合)入稿ガイドに従ってデータを用意する

ネット印刷ホームページには必ず入稿用ガイドが用意されています。入稿用データを作るときはそのガイドに従って作りましょう。
データが不備の場合は修正に時間を使う必要がありますし、印刷できても自分が思っていたのと違う見た目で印刷されてしまうリスクがあります。

データを入稿する

印刷して欲しい種類と用紙、枚数を選んだら、印刷データを入稿しましょう。あとは入稿したデータに基づいて印刷をしてくれます。

印刷会社に依頼するメリット

ネット上で発注が完了するので気軽に印刷することができます。印刷会社によっては自作ではできないような個性的な加工オプションや特殊な用紙を用意していることもあるので、周りとは違った個性的な名刺を作れるのもメリットです。
また印刷物専用の業務用プリンターを使って印刷するため、普通のプリンターで印刷するよりも非常に高い品質が期待できます。
デザイナーに依頼する場合、さらに高いクオリティの名刺が完成します。

印刷会社に依頼するデメリット

印刷会社に提出する入稿データはミスのない完璧なものでなくてはいけません。例えばドロップシャドウなどの特殊効果を使ってしまうと正しく印刷されない場合があります。そのようなデータであっても印刷会社は修正せずそのまま印刷してしまいます。その結果、思ってたのと違う印刷をされてしまう場合があるのです。
また入稿データは基本的にIllustratorのファイル形式となります。最低限Illustratorを操作できる知識が必要になってしまいます。
このように、入稿データの作成の敷居が高めなのが発注の際のデメリットと言えるでしょう。

まとめ

名刺印刷は自作でも問題なく作れます。しかし、どうしても自作クオリティになってしまうのでビジネスで使うには不向きでしょう。趣味で使いたいとき、緊急ですぐ名刺が必要なときは自作でも充分名刺としての役割は果たしてくれます。
ビジネスで使いたいとき、より高い品質の名刺が欲しいとき、変わった名刺が欲しい時は印刷会社に依頼しましょう。
完璧な入稿データを作るのには色々ルールがあって難しく感じるかもしれません。しかし、各印刷会社は失敗しないためのデータ作成ガイドを公開してくれています。そのガイドに従って作れば大きな失敗をする心配はありません。ぜひチャレンジしてみてください。
Illustratorがない、操作がわからない場合はデザイン作成から依頼してみましょう。